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輕軌(ライトレール)の概要
高雄に導入された最新の公共交通機関「輕軌(ライトレール)」。高雄市の中心部を環状に走り、先(2008年)に開通した(南北と東西にしか走っていない)地下鉄(MRT)を補完する路線として、市民の足になることが期待されている。のだが、実際には高雄市民は財源の無駄だと冷ややかな目でみている…
観光客にとってはありがたいと言いたいところなのだが、観光スポットで利用できる駅は片手に数えるくらいもなく観光のための足としての利用価値もほぼないといってもいい…
外観の写真は撮れど、電車が好きな人以外は乗る積極的な理由が見つからない「輕軌(ライトレール)」ですが、あひる家としては
✓高雄の街の風景を眺めたい人
✓高雄が暑すぎて街歩きがしんどい人
✓西子湾&旗津を観光した後、時間が余っている人
以上に当てはまる人には是非乗って欲しい。
「輕軌(ライトレール)」に乗って見る景色がなかなかいいからだ!! 外を眺められるよう窓が大きく、冷房の効いた車内で高雄の街の喧噪を観察するにはもってこいだからだ。多数存在する観光スポットへ行くのに利用する地下鉄の西子湾駅とライトレールの駅が目と鼻の先にあり、かつ、西子湾から南に3駅くらいのエリアはベイエリアになっており、港町高雄のよさを凝縮した風景が目白押しなのでその区間だけでも乗ってみることをおススメする。
輕軌(ライトレール)の特徴
特徴①:架線がない
駅と駅の間に架線がなく、景観を損ねることがないのが最大の特徴。停車中(20秒~25秒)に充電し次の駅まで走行する仕組みになっている。
特徴②:軌道敷の80%を緑化
環境や景観に配慮し、軌道敷の80%を緑化した
特徴③:無人の駅
輕軌(ライトレール)のは改札もなければ駅員もいない。切符は駅に券売機が設置されているので必ず購入してから乗車すること。
輕軌(ライトレール)の乗り方
ICカードを用意が断然お得
料金は区間を問わずどこまで乗っても一律30元なのだが、ICカード(一卡通など)を使うと10元になるのでカードの購入を検討していてはいかがでしょうか?
無賃乗車は1回の運賃+運賃の50倍が過料されてしまいますのでご注意を
運行時間
運行時間帯7:00‐22:00(だいたい)
運行間隔15分毎(21:00以降は20分)
その他の注意事項
ドアは自分で開ける
輕軌(ライトレール)のドアは自分でドアを開ける方式を取っており、ドアについている丸いボタン(参照:上記の写真)のを押すとドアが開きます。
車両内は飲食禁止
車内は飲食禁止なので注意すること。飲食の他にも喫煙や自撮り棒の使用、車両内で三脚を立ててはいけなかったりする。
車両にトイレなし
車両内にトイレはない。車両内だけでなく、駅構内にもないので、輕軌(ライトレール)に乗る際は予め用を足してからお乗りください(;^_^A
輕軌(ライトレール)のトリビア
輕軌(ライトレール)は未完成
実は輕軌(ライトレール)は2021年の時点で未完成で2022年末に完成する予定とのこと。
その他:トリビア
高雄国際空港につながる地下鉄との乗換駅「前鎮之星(C3)」は、アミ族の民族衣装に使われる赤、黒、オレンジのカラーでデザインされている。
その他:落とし物をした場合
ライトレールから見える景色に気を取られ、落とし物をしてしまったら、あひる家の最寄り駅でもある地下鉄(MRT)の美麗島駅に届くことになっている。
万が一落とし物をしたとしても、台湾の方の良心を信じて待ってください。
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