ニーハオ!高雄のゲストハウス『あひる家』で~す。
西子湾2番出口を出てすぐのところにある「舊打狗鐵路博物館」。
昔の高雄(港)駅の跡地である。
日本統治時代にできたこの駅舎、2008年にその役目を終え、現在は資料の展示館となっている。
この一帯、しいては高雄の発展に欠かせない鉄道の歴史をはじめ、
この地域がどのように発達していったかも知ることができる。
鉄道ファンはもちろん、歴史に興味がある方も楽しめる施設になっています。
目次
館内の展示物
日本統治時代に建てられたこの駅舎、そして、戦後も物流の拠点として高雄の発展に大きく寄与してきた高雄(港)駅。 館内には日本統治時代当時に使われていた物を含め、2008年まで使用されたいたものが数多く展示してある。
鉄道部の木製の机
お釣り入れ
構内配線図
硬券箱(切符入)
ダッチングマシン
荷物連絡表入れ
腕章
タブレット
鉄道員の制帽
プラットホーム他(館外)の見どころ
旧駅舎である館内の展示物を見た後は、プラットホームにも出て欲しい。
当時使われていたホームがそのまま残っており、その先の広場には当時使用されていた蒸気機関車も展示されている
低床式ホーム
列車停止標識&縦貫線終着駅の距離標識
北信号扱所(信号操作塔)
元々、南北両方にあったんだけど、南棟はMRT建設工事に伴い撤去されちゃったんだよ。
蒸気機関車
CT259
DT609
開館時間
開館時間 | |
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展示室及びプラットフォーム | 火曜日~日曜日の10:00~18:00 |
鉄道資料室一般開放 | 土曜日の10:00~21:00 |
舊打狗驛のHPはこちら |
舊打狗驛の歴史
実はこの一帯は埋立地
100年以上前のこと、この駅舎がある一帯は海の浅瀬だったのを埋め立てて港、ひいては駅舎を造った。
昔は「高雄駅」と呼んでいた時代もある
あひる家の近くに台鉄の「高雄駅」があるが、元々はこの駅舎が「高雄駅」という名前だった。
当時は旅客と貨物を同時に扱っていたのだが、1941年に高雄都市計画によって、
旅客業務と貨物業務が分けられることになり現在の「高雄駅」に旅客業務を移す運びとなった。
それに伴い、当駅舎の名前を「高雄駅」から「高雄港駅」に変更した。
貨物運送業務に特化した「高雄港駅」は24時間体制で稼働し、鉄道貨物輸送全盛期の1960年から1970年を経て、高雄経済ひいては台湾経済の発展に重要な役割を果たしてきた。
舊打狗驛の衰退
時代は残酷で、道路網が発達しその利便性が増すにつれ、鉄道での貨物輸送量は激減し、2008年(高雄市中心部路線地下化工事の開始に伴い)高雄港駅はその役目を終え、現在は当時の様子を紹介する資料館となっている。