駁二藝術特區
駁二藝術特區は今、高雄で一番ホットな場所と言っても過言ではない場所で、日本語では芸術特区などと呼ばれている。

(主に台湾の)芸術家が造ったオブジェをはじめ、各種芸術系の展覧会やライブなども行われている。

駁二藝術特區は3つのエリア(①蓬莱倉庫群大勇倉庫群大勇倉庫群)に分かれており、約1駅分(西子灣駅から鹽埕埔駅一帯)の広さがある。
西子灣駅の2番出口を出るとちょうど駁二藝術特區が始まるので、以下、西子灣駅に近い順(①蓬莱倉庫群→②大勇倉庫群エリア→③大勇倉庫群)に紹介していきます。

蓬莱倉庫群エリア

西子湾2番出口を出ると右に見える広場から芸術特区のスタート。

元々この広場(日本統治時代からの)鉄道の車庫として利用されてた一帯で、
広場には(主に)台湾人の芸術家達が作ったオブジェがたくさん置かれている。

その先にはかつてさとうきび(砂糖)等が保管されていたといわれる倉庫群になり、
鉄道の模型博物館など、電車に関係した展示の他、各種のイベントが行われている。

広場

広場に設置されたオブジェ

週末の様子

あひ子
週末や休日は家族連れや友達同士で凧揚げを楽しんでいる光景をよく見かけるわ。

哈瑪星台湾鉄道館

哈瑪星台灣鐵道館

あひ郎
館内のHOゲージのジオラマは鉄道ファンもそうでない人もそのスケールの大きさにびっくりすること間違いなしだよ。是非、入館してみてください。

哈瑪星台灣鐵道館のHPはこちら

蓬莱倉庫群と大勇倉庫群の間のどでかいオブジェ
あひ郎
このどでかいオブジェを越えると第2のエリア、大勇倉庫群エリアになるんだ。
あひ子
ライトレール(LRT)が横切るから渡る時、気をつけてね。

大勇倉庫群エリア

つづいては、芸術特区の中でメインになるエリア「大勇倉庫群」。

芸術特区を訪れたらこのエリアに時間を費やすことになる。
壁画やオブジェがたくさんあり、一つ一つの完成度が高く、じっくり鑑賞したくなります。

雑貨店やレストラン、映画館や本屋さんなんかもあって、一日中このエリアで過ごすこともできる。

またエリア内を並走する(LRT)も一つの風物詩となっている。

壁画

オブジェ

トランスフォーマーもどき

あひ郎
昔はちょーかっこよかったトランスフォーマーもどき。今は色褪せて見るも無残な姿に(T_T)

ライトレール

その他

あひ郎
いつ行っても空いている映画館(In89藝術電影院)。座席の作りもいいし、高雄で一番お気に入りの映画館なんだ。
あひ子
日本にも進出した誠品書店もあるわ。雑貨や小物も売っているからお土産にもいいわよ。

大義倉庫群エリア

高雄近海で採れた魚が保管されていたといわれている

近代になっては高雄が工業都市としての発展したことに伴い、
工業用品などの保管庫としても用いられていたと言われている倉庫群。

現在は倉庫をリノベーションして、カフェや個人雑貨店などになっている。

インスタ映えを意識したつくりになっているので、女性に人気のエリアとなっている。

個別のお店

パイナップルケーキのお店「微熱山丘」

大義倉庫群エリアの一番奥(東側)にあるパイナップルケーキのお店「微熱山丘」
東京の原宿にも進出している。

あひ子
高雄の支店では無料でパイナップルケーキ1個、試食させてもらえるの。

世界のビールが飲めるお店

世界のビールが飲めるBeer Talk Cafe & Bar - 高雄駁二藝術特區店のFBこちら

アート①
アート②

開放時間

芸術特区のエリアの展示物の開放時間は以下の通りになる。

開館時間
月曜日~木曜日 9:00~17:00
金・土・日・祝日 10:00~21:00
駁二藝術特區のHPはこちら
あひ郎
芸術特区のエリアは24時間開放されていているので、いつでも訪れることができんだ。
あひ子
夜のライトアップもきれいなので、夜に芸術特区を散策するのもオススメよ。

トリビア

トリビア①:芸術特区の開発秘話


芸術特区一帯には縦貫鉄道と呼ばれていた鉄道の終着駅もあり、
各地から運ばれてきた砂糖やパイナップル、バナナなどの当時の農作物の他、魚介類の保管庫、
そして工業用の倉庫として利用されてたものが廃墟と化していた

この芸術特区が現在の形になったのは21世紀に入ってからの話で、きっかは2000年のこと。

毎年台北で行われていた中華民国の建国記念日の花火がこの年、あげられなくなり、
代替地として台灣南部の高雄であげることになり、
当時廃墟と化していたこの倉庫群が花火の打ち上げ場所に選ばれた。

その際にこの倉庫群の潜在価値が注目され、台湾の芸術家達によってリノベーションされ現在の形になった。

トリビア②:オブジェ「工人と漁女」に込められた意味


高雄は港を築港してから、工業都市として発展していった経緯がある。

芸術特区の敷地内で一際目立つこのオブジェ。

2006年にオブジェの一般公募で最優秀作品に選ばれたもので
女性は海洋都市(漁女♀)男性は工業都市(工人♂)をモチーフに
港町を築港してから、工業都市へと発展していった当時の高雄を表現している。

このオブジェ、よく見ると両面(正面と背面)が背中になっているのがわかる。

高雄の経済発展の一員として、自分が何もであるかなどは関係なく
頭を垂らしながら黙々と作業をする真面目で誠実な高雄の人々を表している。

あひ子
胸に書いてある「愛」という文字にも注目してね。

 オブジェに秘められた秘話に感動した人は絶対に右のを押さないようにしてください。
正面から見ても背面から見ても背中になっているこのオブジェ、芸術特区の至るところにある。 ここにも

ここにも♪


ここにも・・・




ここ・・・


ん!?


ん!?

顔!?

まさか…




あっ!?…


顔だ…


あひ子
元々の作品に込められた意味を考えると冒涜の一言に尽きるわね。


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